1. 医療法人 葵会
  2. 患者会 - のぞみ(喘息)

紫野診療所での診察を終了するにあたって 特に「のぞみ会」会員の皆様へ

桜が満開の時期を迎えましたが、紫野診療所におかかりの患者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、ご存知のように紫野診療所における私の診察は本年3月一杯で終了しました。振り返れば、私は10年前の1997年8月から、旧北病院にて、呼吸器内科を含めた一般内科診療を行ってきました。綾部に赴任された麦田先生の後任でした。当時を振り返って一番印象的なのは、「のぞみ会」主催の麦田先生送別会です。二条木屋町の「がんこ」大広間に一杯の人々が参会されていました。
あれから10年の月日が経って、医療情勢も、病院も、そして患者の皆様も色々な事がありました。そして今回、私の業務過多による仕事の整理が主な理由で、柴野診療所外来を閉じることになりました。この間、毎年のように診察時間帯や曜日の変更で多大なご迷惑をお掛けしましたのに、こういった結果にったこと、本当に申し訳ありません。
それに伴い、「のぞみ会」会員様にも、ご希望により上京病院での津島の外来に転院していただく場合もみられます。結果的には転院される会員様が多くなりました。その状態を見て、「のぞみ会」の行く末を案じられる声も聞こえます。しかし、事務局は引き続き柴野診療所に有り、また何人かの役員さんは紫野診療所で診療を継続されます。従って、客観的には「のぞみ会」会員さんを増やすチャンスが広がったといえます。
喘息患者さん自体は上京病院でも多くみられるからです。実際、ステロイド依存性の方も数人存在します。紫野診療所と上京病院の医療連携だけでなく、喘息患者さん同士の交流も現実的なのです。
私自身の診療体制の整理合理化により、今以上「のぞみ会」へ参加する時間も増やす事ができるようになります。日常診療でお会いできなくても「のぞみ会」で会員さんの元気なお顔を拝見できる事も楽しみです。喘息患者さんは今後も増加の一途だと予想されています。是非、患者が主体となる医療の体現としての「のぞみ会」活動を前進させてください。
最後ですが、近年地球温暖化現象が年毎に悪化している結果、気温や季節が例年と違い、体調特に喘息症状に大きな影響を与えています。皆様には、充分にご自愛されますようお願い申し上げます。またお会いします。お元気で。(了)      2007年4月 上京病院内科 津島 久孝

「豊かな給食をめざす集会」に参加して学んだこと

去る2月24日(土)給食の集会が、京都アス二ーで開かれた。100人の参加者が集ま り、「食の営みが、からだをつくる・心をつくる」_安全でおいしくふれあいのある給食を子どもたちに−のテーマで、午前中は基調報告と記念講演を聞いた。講師には家森幸男先 生(武庫川女子大学健康再生研究所長)を迎え、「未来の健康−食と人を育む」についで、ス ライドを通して講演された。
日本で増えている脳卒中について、ラットを使っての実験をすると環境が大事な事を学んだり、世界における長寿国のグルジヤ、中国広州、沖縄(世界一)は大豆食品をよく食ぺている。大豆は、血液をサラサラにし、肌をきれいにする。血管の健康 、骨を丈夫にするため、大豆を多く食ぺる事を小さい時から教えるといい。
食と健康については
 1. ご飯を食ぺよう。
 2. 大豆や伝統的な食材を沢山食ぺよう。
 3. 減塩                            以上のことを学んだ。
午後のシンポジュームでは、保護者、教員、栄養士等の立場から、アレルギーの子について 話し合い、食育の大切な事を皆で共通理解できた。 この集会の参加を通して、自分自身、常日頃、いい加減な食事をしている事を反省した。 おやつを食ぺ過ぎて、食事の準備をするのが、面倒くさくなって、お茶漬けで済ましてしま う事がある。又ご飯が残るともったいないと思って、漬物をたっぷり混ぜて食べる事がよくある。
私はこの集会で学んだ事を生かし、今後自分の食生活は自分で守り、元気で長生きする ため、最近の食事は、大豆を多く取り入れている。あらためてひじきに大豆をたっぷり入れて煮たり、納豆、豆腐等殆ど毎日食ぺている。又、我が家は、たんぽに囲まれているので、お百姓さんから採れたての新鮮な大根、ホーレンソウ、葱等を分けていただいて食ぺていま す。今年も裏庭には、野菜菜園をして、ゴーヤ、キュウリ、茄子等いろんな野菜を育てたいと 思っている。 (会員:浅井明美)

気管支喘息 あれこれ質問と回答 (第3回)

1O.吸入ステロイド以外のお薬にはどんなものがありますか?
→従来の経口剤=気管支拡張剤(テオスロー、プロカプチン)以外に、ロイコトリエン製剤(キプレス)が有効です。また気管支拡張剤でも経ロ剤以外に貼付剤(ホクナリンテープ)や吸入剤 (セレべント)などがあります。それぞれのいいところを組み合わせて使用します。

11.治療効果があまりあがらないときは何を考えどうすれぱいいでしょうか?
→通常の気管支喘息では上記の治療でほぼ改善します。治療しても有効でないときは、(1)生活環境が整っていない(ストレスが多すぎる、ペットの毛が充満しているなど)。あるいは、(2) 合併症があるはずです。特に合併症がないぱあいで生活環境が不明なときは、入院も含めて今の生活環境から一度避難することも必要です。吸入ステロイドの治療導入以来、従来型の難治性喘息(経ロステロイドが必須な喘息)は極端に減少していますが、ストレスや心因性を見逃さないことが大切ですし、治療上も心の健康に気をくばりましょう。

12.気管支喘息の合併症とはどんなものがありますか?
→最大のものは鼻副鼻腔疾患です。花粉症の多くの方に気管支喘息の合併が多く、気管支喘息の方の多くに花粉症が合併しているそうです。またアスピリン喘息に著明なように、鼻の治療をすることで喘息症状の軽快がみられます。

13.気管支喘息は治りますか??
→残念ながら気管支喘息は体質ですので治癒は望めません。しかし、喘息症状が一定期間なくなると、薬剤の使用なくても症状がでないことがあります(寛快)。治療目標に沿って治療をつづけ ることが必要です。また女性ではホルモン環境が変化するため、思春期、結婚、出産、更年期に 変化があり、治癒する場合もみられます。また、気管支喘息関連の死亡は喘息発作時の窒息だけです。症状をださない、だす環境をつくらないことが大切です。

☆気管支喘息に闊するご質問をおよせください。できるだけわかりやすくお答えしだいと思います。
上京病院院長 津島 久孝

ちょっとお家で懐石料理 (第3回)

春から初夏へ。どこのお家でも筍をつかったおかず、一度や二度はこしらえますよね。
若布を入れて若竹汁。筍の炊いたん。筍のてんぷら…。私は、筍料理の取材で、紫野の織屋さんの一軒一軒の筍の炊いたんの味をたずね歩いたことがありますが、 見事に一軒一軒お家によって違いました。甘味、辛味、木の芽の分量などなど、どれもその家に伝わって きたものの味わいがありました。私の育ての母は、薄味でした。 薄味だけど、味ないのとは違うし、しっかりとお出汁が利い ていて、しかも彩りが綺麗でした。母が織職人さん達にお茶を教えていたこともあって、 それはまさしく、ちょっと家でできる懐石料理のたたずまいでした。その母も93歳で認知症。施設でお世話になっています。 今回は、母の思い出をたぐり、ちょっと手をかけた筍料理をご紹介しましょう。

青寄せの筍味噌
筍は輪切りにします。1cmくらい。昆布、鰹出汁に薄ロ醤油を少し入れて炊いておきます。さて青寄せは、ほうれん草で作ります。ほうれん草の葉の先を細かくきざんで、すり 鉢ですります。この時、少し塩をいれます。すったらほうれん草に水をたっぷり入れて、布巾で裏ごしします。これを鍋に入れ火にかけます。沸騰しそうになり、火をとめると、湯の表面に緑の色素が浮き上かってさます。これを杓子ですくい、布巾で絞ったのが、青寄せです。白味噌、砂糖、お酒を火にかけて弱火で練り、すり鉢ですった木の芽と混ぜます。そこへ 青寄せを加えると、いつそう縁が映えてきます。これを筍の炊いたんに塗ります。ちょっ と手間をかけて作った一品は、綺麗な晩春の色に仕上がります。お店で炊いたんを買って きて、青寄せだけ家で作るのもいいかも。ちょっとちょっとの渥美綾子でした。

第14回総会のご案内

 日時 27日(日) 午前11時〜
 場所 紫野診療所4階会議室
 会費 3,000円(食事・年会費1,200円込)