摂食嚥下学習会を開催
嚥下障害のある高齢者にとって、1日3回の食事は常に誤嚥性肺炎の危険を伴うことになります。
飲み込む力に応じた食事の形と、その人にあった援助で誤嚥性肺炎のリスクを軽減することが出来ることから、毎年摂食嚥下の学習会を開催して、知識向上に努めています。
6月11日は、葵の郷のリハビリ部の職員を講師に、嚥下のメカニズムを学び、ゼリーやお茶を使い介助し合い、患者さんや利用者さんの思いも実感できる実習が出来ました。
「利用者ひとりひとりの嚥下を観察しながら介助していきたい」「利用者がそれぞれ抱えるむせの原因を出来るだけきちんと捉えて介助していきたい」「10割摂取に追われて介助するのではなく、それぞれのペースで援助したい」などの感想が寄せられ、日々の仕事に活かしていける学習会になりました。
6月25日は口腔ケアをテーマに、紫野協立診療所歯科の先生と歯科衛生士を講師にDVDで口腔ケアを学び、歯ブラシ・歯間ブラシ・舌ブラシ・ガーゼを使って実習をしました。
お口の中を清潔にして、誤嚥性肺炎が予防できるようにと、参加者が楽しく真剣に学びました。
更新日:2015-07-08| 洛北だより